2018年7月19日木曜日

Botanical Fieldwork in Awaji island


諸々の事情により延期になっていた
淡路島でのフィールドワーク。

出来るかぎり日程の調整をし
梅雨が明けた頃
ようやく開講となりました。


島へとつながる
大きな吊り橋。

これからはじまる瞬間に、
いつもわくわくします。


うっすら雲のかかる青空と
紫色の残る穂先。

終盤間近となってもなお
芳醇な香りを留めるラベンダー畑に
そっと足を踏み入れると、
自分もその一部となったような
ふしぎな感覚に包まれます。


額に流れる汗。
刈り採るたびに匂い立つ
幻想的な香り。


おしゃべりしながら
時には真剣に
手作業で収穫を行いました。


ふっと顔を上げると
こんなかわいいワンシーンも…
和みます。


6kgのラベンダーを大きな釜に入れて
抽出を待つ間、
施設内のレストランでランチタイム。


普段の生活を離れて味わう
ゆったりとした島時間。


地元の旬の食材を使ったお料理は
どれも美味しくて
皆さんの会話も弾みました。


昼食後は、抽出を終えた精油の瓶詰め作業。


「熱いから、気をつけて」

フローラルウォーターとの分離も含め
すべての工程を自分たちの手で行いました。


普段何気なく手にしている小瓶の中身が、
どこから来て、どのようにつくられるのか。


頭で理論的に考えること。
肌で実際に感じとること。

本質を見極めるためには
どちらも同じくらい
大切なことだと思っています。


いまの暮らしのバランスは
視覚や聴覚に左右されがち。

自らの手を使って作業することは
触覚や味覚、嗅覚のバランスを振り戻し、
生きている実感を取り戻す
何よりの方法でもあります。




「収穫作業、意外とワイルドなんですね〜」
「AIの時代に、このアナログ感!」

くすっと笑ってしまうような感想もたくさん。

普段ひとりで作業している私も
皆でワイワイ行う楽しさを
新たに発見したひと時でした。


いまだけ、ここだけの瞬間を味わう
ボタニカルフィールドワーク。

「違う植物での精油づくりも、またしてみたいです!」

季節が変わると、採れる香りも変化します。
今回ご参加が叶わなかった方も多数いらっしゃる為、
秋以降に第二弾を検討中。

皆さまと、また
ご一緒出来る日を楽しみにしております。